ROOF
屋根葺き替え
屋根材選びでお困りの方へ
家を新築したり、葺き替え工事を行う際には、屋根にはたくさんの種類があるので、どれを選んでいいのか分からずお困りの方も多いと思います。
昔は日本家屋には瓦屋根が定番でしたが、地震が多い地域では、重さがあって落下した時には命の危険も脅かす瓦屋根の使用は、不向きであることが分かっていて、近頃は屋根の耐久性と安全のために、瓦屋根から軽量のスレート屋根などに交換する方も増えています。
屋根は、種類ごとに耐久性も価格も特徴も異なりますので、お住いの地域や立地環境や予算に合わせて、ベストな屋根材を選択することをおすすめします。
各屋根材の特徴
瓦屋根
日本で古くから伝わる伝統的な屋根材である瓦は、粘土を成形して高温で焼き上げた陶器が素材となっています。
そのため、屋根材としては重量があり過ぎることが、建物に負担をかけ地震に弱くなることが分かり、屋根材に瓦を選択する人が減少していました。
しかし、近年では軽量な粘土を素材にした、「軽量瓦」が登場したことから、瓦屋根が再び注目されています。
スレート屋根
正式名称は「化粧スレート」で「カラーベスト」「コロニアル」とも呼ばれています。
セメントに繊維を混ぜ込んで、5mm程度の厚さに加工されているため、瓦屋根などと比較すると施工もしやすく、価格も抑えられることから、日本で現在最も多くの住宅に選ばれている屋根材です。
アスファルトシングル
アスファルトを浸透させた防水紙に石粒を吹き付け、シート状に仕上げた耐久性が高い屋根材です。アメリカの住宅では昔から一般的に使われており、その形状から複雑な形の屋根に対しても、施工しやすいのが大きな特徴です。
金属屋根
金属屋根とは、その名の通りに金属が素材となっている屋根材で、一昔前は薄い金属を板状にした「トタン板」が多くの住宅に使われていました。
しかし、最近では錆びにくく耐久性が各段に良くなった「ガルバリウム鋼板」が金属屋根としては普及しており、その他にもアルミニウム、亜鉛合金、スチールが素材として使用されています。
軽量で施工もしやすいため、一般住宅以外にも、大型施設などの多くの建物に金属屋根が採用されています。